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日常的に四人のネタ混ざります
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画像は11月の強化のため久々なあとべたまです。
明日は良い夫婦の日ですねー。

《続きもよむ》は、途中で書くの止めたSS
これは無理、ちょっと無理。伊千も笑える方だけどうぞ。


「っ、う」
「…どうしたんですか?」
ご飯を食べていた清純くんが突然口元を抑え、洗面所に駆け込みます。
ただならぬ様子にいつも平坦な深司くんの声にも心配の色。
洗面所で青くなり、えづいている彼の背をさすり
「やっぱりパンツ一枚でうろついてるから風邪ひいたんですよ…
 今日はじっとしてて…病院に行った方がいいですよ」
「う、うん…そうする…」
病院なんて大嫌いな清純くんでしたが、
深司くんに風邪をうつす訳にはいきません。

心配そうな深司くんに愛を感じて笑顔でお見送りを済ませると、
すぐに病院に行くことにしました。

  ◇  ◇

掛かり付けの忍足医院は、父と同じ大学病院には行かずに
東京で開業した若い先生の居る町医者です。
清純くんたち夫婦とも古い付き合いがあります。

診察を済ませた忍足先生はひとこと
「おめでたです」

清純くんはキョトンとしています。
「はあ?」
「おめでたや。今、三か月くらいやろ」
「…それ何の冗談?」
「冗談やあるか。伊武もあないな顏してやる事やってんやな」

「えーっ!!」
「ま、毎日ベロチューしとったらガキぐらいすぐできてまうわ」
「ええーっ!!」

清純くんはちょっとパニックに陥り放心状態。
忍足先生の「伊武によろしゅうー」の声に送られ病院を後にしました。

家に帰っても何も手につきません。
深司くんにすぐ連絡するべきでしょうか。
でも仕事中ですし、帰ってからが良いでしょうか。
悩んでいるうちに陽はすっかり沈み、深司くんが帰宅した気配。
いつもより少し早いのは、今朝の件を心配してくれていたからでしょうか。
玄関に駆けつけると、スーツ姿の深司クンは三和土に靴を揃えている所。
「深司くん!!」
「ただいま…って、病院行ったんですか?風邪は?寝てなくちゃ……」

「できたんだ」

深司くんは比較的理解力に長けている人間のつもりでしたが
この時ばかりは一時停止ボタンを押されたかの様に暫く動けず、
手に持っていたブリーフケースがストーンと床に落ちました。

「できたって…まさか…」
「喜んでくれる?」

すこし不安そうに聞く清純くん。
深司くんは感極まって彼を抱きしめました。
深司くんから抱きついてくれるなんて滅多にない事ですから、
清純くんも感無量で抱きしめ返します。

「でかしました…元気な子を産んでください…」

「うん」




この後、何の説明もなく犬を産んで家族仲良く暮らします。

いたたまれなくてFIN

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