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日常的に四人のネタ混ざります
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「あれっ。忍足くんじゃない?久しぶりー!」
「なんや、千石かー。久しぶりやなあ」

休日の午後。
生活用品の買い出しに街をぶらついていた千石は、
旧知のまるメガネを見つけて声をかけた。

数年ぶりに顔を合わせた忍足は、急用も無かったらしく、
暫し近くのコーヒースタンドで旧交を深めることとなった。

人当たりの良い性格は互いに中学時代から変わる事なく、
あまり接点は無かったにも係わらず、無難に話が弾む。
そんな中、忍足が思いついたように話題を特定の人物に転じた。
「せや、千石は跡部とも顔見知りやんな?」
千石は頷いた。
Jr選抜で一緒だったし、むしろ忍足よりも跡部と顔を合わせていた方が多い。
「跡部くん元気?って聞くまでも無さそうだけど」
「それが今、行方不明らしいで。」
「え!?マジで!?」
「跡部の親が内密に捜索中やって。……家出息子の」

一瞬心配しかけたが、どうやら事件性は無いらしい。
それにしてもあの俺様跡部くんが…家出!?
この年になって…家出…
古い知り合いの人となりを思い浮かべ
千石は吹き出すのを我慢するような野次馬根性を隠すような、難解な顔つきで
「そ、それは…跡部くんが満足するまで見つけるの大変だろう、ね」
「全くや。まさか大学生になってようやく、」

「「反抗期とはなあ…」」

感想は同じだったらしく、見事にセリフがかぶった。
「ま、千石も見かけたら連絡してやー、面白そうやし」
この話題がきっかけで、
交換するつもりは無かった携帯番号を交換することになった。


千石は引越したばかりのアパートへ帰り、
懐かしい中高生時代に思いを馳せていた。

一人暮らしの学生には少し贅沢な広さのアパートは、なかなかに快適だ。

「でも、お隣さんが時たま騒がしいんだよな。とはいえ、こっちもまだ荷物バタバタしてる所だけどね。」

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