こりずに今日も

自分の反応に落ち込んだ瞬間。
「あー、金ちゃんヌードルは粉と具が別なんだ面倒くせえ」
それくらい…やれよ、自分…！

今日はベカミで。
取扱注意は昨日の日記と同文です。






うつ伏せる身体
ほっそりした腰を掴んで引き寄せた
恋人とふたりきり、ベッドの上

しかし
「ぎゃー！ズルィぞ跡部！待ってってばよぅ」
「おとなしくしろ！」
暴れる神尾を押さえ付け背中から抱き込む跡部は
ほふく前進して逃げる身体におおい被さった
「重いぜ！」
「テメェが暴れるからだ馬鹿！」
互いの衣服は全てベッドの周りに散っている
素肌どうしがピッタリ吸い付くように重なって
体温が混ざりあう心地よさに暫し動きが止まる
「…で、何故この後に及んで「待て」なんだ」
耳元へ唇を寄せて低く聞く
昂った腰を擦り付けると身体の下の身体が身じろぐ
悶えるような、誘うようなその動き
「んう…だってよう」
シーツに伏せたままの声はくぐもり聞き取り難い
跡部はこんな時、辛抱強い質では無かったが
他ならない愛しい神尾の言い分も汲んでやろうと
最近は少し、話しを聞くようになった所だ
待ったかいがあって
耳をすましじっと待つと更に小さな声
「またわけわからなくなって泣いちまうかも…」

その言葉で、せっかく身に付けた堪え性も吹き飛んだ

「あっ、あとべ！？」
「力、抜いてろ」

　　…神尾は素で誘うから、困る

神尾の声は掠れ、跡部の呼気が弾む
わけがわからなくなるのは、ふたりともおなじ。